スキップしてメイン コンテンツに移動

上野慶 / 転轍

上野慶 / 転轍  UENO Kei / points


01 君はちょっと / You’re little…

02 瘡 / sore

03 Pin It

04 カー / K

05 ちか / underground 

06 メランコリア / melancholia

07 Life Of LC

08 Ready To Fly

09 夢の中 / dream to dream

10 Electrical Sky

11 轢 / run over





Produce & All Lylics & Compose & Photo

上野慶(UENO Kei): vocal, guitars, bass, electronics, samples, keyboards, percussions


Co produce & Arrange & Engineer

石倉夏樹(Nacky Ishikura): piano, keyboards, percussions, guitar, bass, programing(track-all)


Arrangement suggestion(track-all) 

ルイス稲毛(Louis Inage): bass(track-04)


Guests

高橋雄一(Yuichi Takahashi): drams(track-04,05,07,10)

南部輝久(Teruhisa Nanbu): djembe(track-02,03,05,07)

佐伯武昇(Takenori Saeki): percussions, trombone(track-02,03,04,05,07,09)

加藤順一(Junichi Kato): guitar(track-01,07,08)

本田ヨシ子(Yoshiko Honda): chorus, voice(track-02,04,11)


Design

itsuro1X2 6


Special Thanks

円香(Madoka), 加藤宇宙(Uchuu Kato), Live Bar Aja


Recorded at

OTOlab(Tokyo), Koyama(Tokyo)





01 君はちょっと / You're a little…


君は ちょっと気を使いすぎてるように見える

君は ちょっと淋しそうに見える

君は ちょっとなげやりに見える 

君は ちょっと僕に似ているように見える

君は ちょっと

  

君は ちょっと怖いヒトに見える.  

君は ちょっと偽善者に見える 

君は ちょっと痛いヒトに見える 

君は とても優しいヒトに見える 

君は ちょっと   


君は ちょっと 素敵に見える  

君は とても輝いて見える 

君のこと 気になる 

君のこと もっと知りたくなった

       

02 瘡 / sore


この世知辛い世の中で 

上手く遣って行く 

コツを見つけたかい? 

小石のように滑らかに

すっかり丸くなったのかい?

   

もうこれからは その痛みさえ

感じることもないさ 

声一つあげず何でもなかったように    

自分自身を殺した  

いつかいつからか

  

でもね

   

瘡蓋剥がすように

失くしかけた痛みを 

取り戻すのさ

 

03 Pin it


美しい彼方に魅せられて

何処までも何処までも 

追いかけていった

仲間ともとっくに逸れてしまった

もう帰り道も分からない 

   

太陽が水平線に溶けるとき

永遠が僕にくちづけをする

永遠が僕を釘付けにする

切望の最中に気が付け  


04 カー / K


蟻が歩く

屍を引き摺りながら

桜の花びらは

ひらひらと舞い落ちる 

    

麗らかな日差しの中で 

いつまでぼんやりしてるの?  

草陰が風に揺れて 

そわそわと戦ぎ始めてる

  

小鳥たちは囀りながら 

木から木へと飛び移る  

木漏れ日の中横切る陰

カー あれはカラス


俺は死んだ

君は死んだ

俺は死んで 今生まれかわる

君は死んで 今生まれかわる

カー


05 ちか / underground 


君は その夏  鼻の骨を折る 

さようなら 僕の天使 さようなら  


こんな 微睡のような生活の中でも 思いがけない事は起こる

愛 勇気 愛と勇気 ほんとかよ?

  

友達になりたい 友達になりたいのさ


06 メランコリア / melancholia

 

喫茶店でシャンデリア

見つめていたのさ  

反射する光のスペクトラムに

やられていたいから 

  

幸せな悪夢の中で

微睡んでいるうちに

感覚器官だけが 

研ぎ澄まされてゆく 

 

目は心の真実だよ   

メランコリア

駄目ならもうこれで

諦めるのさ 

     

夕方にサングリア 

呑み過ぎたのさ

Perfect Dayを気取って 

You just keep me hanging on 

束の間の幸せのなかで

戯れているうちに 

弛みない歳月だけが   

流れ去ってゆく  


目は心の真実だよ

メランコリア

駄目ならもうこれで

諦めるのさ


目は心の真実だよ

メランコリア

駄目ならもう一度

やってみるのさ




07 Life of LC

 

季節は春  きみは12歳  ぼくは21歳

季節は夏  きみは13歳  ぼくは31歳

季節は秋  きみは14歳  ぼくは41歳 

季節は冬  きみは15歳  ぼくは51歳


あれはどんな   季節だったかな   きみとぼくは  11歳  

ちゃんと伝えられなかった I Love You  とってもキモい季節  

  

季節は春  きみは16歳  ぼくは61歳 

季節は夏  きみは17歳  ぼくは71歳  

季節は秋  きみは18歳  ぼくは81歳

季節は冬  きみは19歳  ぼくは生きてれば91歳  

  

あれはどんな   季節だったかな   きみとぼくは  22歳   

ちゃんと伝えられなかった I Love You  とってもキモい季節 

   

とってもさみしいのか  ふざけているのか

もうギリギリなのか   あざといだけなのか  

無視されるよりは  蔑まれたいのか 

便利な道具になりたいわけじゃない


季節は春 

季節は夏   

季節は秋   

季節は冬  


あれはどんな   季節だったかな   きみとぼくは  

ちゃんと伝えられなかった I Love You  とってもキモい季節 


あれはどんな   季節だったかな   きみとぼくは  

ちゃんと伝えられなかった I Love You  とってもきれいな季節


08 Ready to fly 


山も風も雲も空も ぼくの心も

いつかどこかたぶんきっと きみのところへ

 

飛んでく 

飛んでゆく 


何にもない

何でもない 


Ready to fly 

Ready to fly 


山も風も雲も空も ぼくの心も

いつかどこかたぶんきっと きみのところへ

 

飛んでく 

飛んでゆく

Ready to fly



09 夢の中 / dream to dream

 

みんな苛立ってる

どこか出口を探してる

混乱しているか 無気力になるか


夢の中 夢から夢へ 夢を見る

夢の中 夢から夢へ 夢を見る 

 

ビルの屋上で日の出を見る

駅のホームでひとりぼっち 

だけど飛び降りも飛び込みも ごめんだよ


夢の中 夢から夢へ 夢を見る 

夢の中 夢から夢へ 夢を見る

 

夢の外 夢から醒めて 何処へゆく

夢の外 夢から醒めて ここにいる


10 electrical sky


遠い夕暮れ

電線のシルエット

空の色 溶けてく

移り変わってゆく

心は  静か 

 

今日は何も

何もしなかった   

のり塩ポテトチップ  

コンビニで買ったよ   

冷蔵庫にはまだビール2本


11 轢 / run over


寒い冬の夜道で

轢かれて死んだ猫を見た

冷たいアスファルトの上で朝まで

僕は何処で野垂れ死ぬのだろう 

  

駅に向う途中で すれ違う 

君を一目 見るのが 楽しみだった 

行き交う人の行く先は  

何時しか変わる

君を見かけることはなくなった 


明日まだ猫が同じ処にいたら 

何とかしようかな  

淋しくて寒くて   

タイヘンだったねって 

きみは泣いてくれた 

ほんと ありがとう 

 

最近すっかり春めいてきて

僕は花粉症でボロボロだけど

君のことは今でも思い出すよ 

新しいこれからの生活に幸あれ


ほんとは、もう顔も忘れちゃったよ

どうでもいいけど 元気でね








コメント

このブログの人気の投稿

2022/8/7(Sun)「Sunday Evening」

2022/8/7 ( Sun )「 Sunday Evening 」 ひかりのうま:新宿区百人町 1-23-17 上野慶/加藤順一/利光雅之 open 13:00 start 13:30 ¥ 2000 + 1D — まだまだ先だと思っていたら、もうあっというま。 来週 7/23 (土)は、加藤結婚 7 周年ライブ@無善寺。 8/7 の告知あまりできていないなーと、今回めずらしく自主企画を思いたったきっかけを書いてみます。 加藤順一さん Solo 、前からサンクラにあげているやつとか、昨年出した CDR とかもいいなあと思っていたけど https://soundcloud.com/user-116736071 去年の加藤結婚6周年ライブで Solo ライブ見て、ああ、もっと見てみたいなあと思ったのが一つ。 彼のセンサーは特有で、音響/思考が Dry / Freaky でかっこいい、、と思いきや、飾り気のない言葉/情熱の本質は、 Hot / Groovy にキャッチする稀有な人。 利光雅之さんは、無善寺で「あっ自分より暗そうな人がいる」(超失礼)と思ったけど、独立独歩で、しっかりと作品を発表されているお方。 http://masayukit.bandcamp.com/album/lights POP な曲も多くて、曲調・歌詞の あこがれ/まいいけど せつなさ/まなんとか のブレンド具合が、自分にはとてもしっくりきます。 「曲作って発表するのは、昔やってたキン消しあつめと同じ」「下が前だと思っている」(うろおぼえ改竄、あしからず、、) など、ココロのバズワードも、印象に残っています。 順一さんは、利光さんのことを、折に触れて激賞しており、昨年末の利光さん Twitter 投稿   # 利光独り忘年会 2021     の演奏にもコメントしていた。 再始動しはじめた利光さんと、もっとフューチャーしたい順一さん Solo 。 あ、この二人のあまり可視化されていないミッシングラインを繋げつつ、便乗できるのは自分かもと。 「なんだよ、結局ドヤりたいだけかよ!」という自分ツッコミと 「オリは誰なんだよう!オリだって、オリだって、、」と毒薬仁太郎な、呻きが半ばしますが、まあうんこうんこ。 ほんとはね 4 − 5月にお二人に相談して、サクッと6月ごろにやるつ...

デュラレックスのコップ

一緒に暮らし始めて気がついた 2 人で同じのを持っていた デュラレックスのコップ 同じ CD を持っていたのは 片方をハードオフに売ってしまったけど 今となっては取っておけばよかった 割礼と Doors とジョンスペと町蔵あたりだったかな このあいだその数十年使っていた デュラレックスのコップを 1 つ割ってしまった キッチンで洗っていて取り落とした時に フライパンに当たって粉々になってしまった 期せずして好みが同じで 2 つ揃っていた 大事なコップを壊してしまった事に気づき とても悲しくなりました 翌日その事を思い起こしているうちに どちらか一方が先にいなくなることは ありうることなんだということに 思い当たってしまい ああそういう事だってあるんだよなあ ふつうにある事だよなあ カケラもココロの準備なんかできていないけど と思った