これを見てきた。
「小玉和文って誰?」と訊いたのは、Fishmansのファーストで名前を見たとき。「ああ、小玉和文がプロデュースしてるんだ。ほら、MUTE BEATの」みたいなことを連れは言った。連れは高校の頃、MUTE BEATが好きで、そこから遡ってSKATALITESとか、聴いてたらしい。自分はMUTE BEATもSKATALITESも???だった。また、小玉和文がじゃがたらの江戸アケミと浅からぬ縁であったり、MUTE BEATとじゃがたらで、メンバーの被りがあったことは、もっとあとで知った。ちなみに、DUB STATION BANDのHAKASE-SUN(Key)は、初期Fishmansメンバーだ。
Fishmansを、リアルタイムで好きだった頃、「最近何聴いてんの?」とJean Paul 便所入道氏に訊かれて「Fishmansとか」と答えたら、「ああ、昔じゃがたらとも対バンしてたよ」と言っていた。その時は意外に思いつつ、まあDubとFunkは親戚みたいなもんだしな、くらいに受け止めていたけれども、こだま氏繋がりの必然が、あったのだろう。じゃがたらは、アケミが死んでしまった後からだけど、かなり入れ込んで聴いていた。その後、Fishmansの佐藤くんも、死んでしまい、なにか自分が強く魅かれる人は、死んでしまうのか?自分も気をつけないと、危ないのかもしれないな、と30代の頃は考えていた。
じゃがたらとFishmansを繋ぐ人として、こだまさんは、自分の中で妙に共感度の高い人となった。それで、後からMUTE BEATやソロを聴いたり、Twitterの夕焼け写真をいいねしたりしていたのだけれど、最近、KODAMA AND THE DUB STATION BANDで活動盛んになってきて、まだLive見たことないから近いうちに行ってみようと、思った次第。
Gladdyのことは、よく知らない。SKATALITESはその後、聴いていたので、そのあたりの屋台骨を担っていた人だったんだくらいのキャッチアップ。MUTE BEAT時代から、何回か共演もしていたらしいが、2015年に他界。スライド&トークショーやフィルム、こだまさんの語り口からも、Gladdyへの関係者の敬愛ぶりが伺われ、いいなあと感じた。映画や音源を、またCheckしてみたい。「音楽は故人になっても残っているので、ありがたいよね。」というようなことを、こだまさん言っていた。
Matt Soundsは、9人の大所帯のSKAバンドで、演奏もすばらしかったが、各々ソロをとったり、ちょっと手が空いてギロだけやっている際の楽しんでいる感が溢れたノリ&お茶目さに、心が浮き立った。
KODAMA AND THE DUB STATION BAND、この曲聞いたことあるけどなんだっけ?というスタンダードナンバーのDUBバージョンが何曲かあったけど、Liveだとベース音の体にくる感じやDelayの空気感が、すごく気持ちいい。自然に体が揺れてくる。「Gladdyは、歌モノでもいい曲を残しています。それに甘えて2曲ほど、歌いたいと思います」的なMCをした後、日本語歌詞で1曲カバー、間奏や最後のところでは、ソロ作品のCDを聴いて耳に残っていたフレーズ「One two one two!」をリフレインしていて、「おおっ」と思った。問題山積みの世界で、それでも1つ1つ取り組んでいくしかないという静かな決意表明として、自分の中でもちょっとマントラ化されている。「沖縄 One two!、XXX One two!」などいくつか言っていたけど印象に残ったのは、「みんなの日々の暮らしOne two!」でした。続いて、Galddyの歌モノカバーと思いきや、「次は、じゃがたらのタンゴ」ときて、不意を突かれて、とてもグッときてしまい、ちょっと泣きそうになった。会場も盛り上がって、近くのにーさんも「これはヤバイ」を連呼、ホントヤバかったです。
セカンドアンコールでは、+Matt Soundsで祝祭的に終わって、とても印象深くしあわせな夜でした。
昨日のLiveとは、ちょっと違うけど、こんな感じということで、Youtubeリンクをいくつか。
七人の侍のテーマ(Theme Of Seven Samurai)- Matt Sounds
KODAMA AND DUB STATION BAND - GODFATHER, WHAT A WONDERFUL WORLD
じゃがたら / Tango
関連動画で、こんなのも出てきた。
Mute Beat guest 江戸アケミ from じゃがたら - Organ's Melody
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