夜、暗殺者の夜
東京駅の地下2F
Kioskで買った焼きそばパン
角ハイボールを飲みながら
夜、暗殺者の夜 を聞いている
とても深い夜
まるで誰かを殺したみたい
何がお前の飢えを満たす
焼きそばパンを喰いながら
角ハイボールをグッと一口
沈黙の鳥は飛び去った
夜の言葉は溶け落ちた
誰も お前が ここにとどまることを
望んではいない
雨の日にボンヤリして一駅乗り過ごす
乗り慣れない経路のバスの帰路
最後部座席で
夜、暗殺者の夜 を聞いている
お前は俺の傷口
俺は誰かを殺すだろう
やさしい暗殺者の とても深い夜
とても深い夜
まるで誰かを殺したみたい
何がお前の飢えを満たす
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