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 PEOPLE FUNNY BOY

 Lee “Scrach” Perry 1周忌で、何かBOX Setとか出るみたい。去年の訃報を聞いて、メルカリで中古で買った評伝「PEOPLE FUNNY BOY」が、読みかけになっていたので、夏場にまた読み進めつつ、出てきた曲やアルバムをYou Tubeのライブラリやプレイリストに保存して聴いてました。


 もともと、Trip Hop / ブリストルやらON Uあたりから遡って聴いていたので、Dubやインストルメンタルを大量リリースしている変なおじさんくらいの認識が先行していたのですが、プロデューサーとして関わった作品の量と質が、とんでもないことがよく分かりました。(まだ読んでる途中ですが、、)

 面白いのは、この曲(人)だったのか!?っていうのが、次々と出てくるところ。(dub /reggae を聴いている方からすると、今更なにいってるの?という感じかもですが、、)いくつか、例をあげさせてください。


 Horace Andy、なーんかMassive Atackで歌ってる人(ラッパーだけど歌もうたうにいちゃんみたいな勝手な印象)に似ているなーと思ったらご本人。たぶん、キャリアの初めは20代前半で、40代ごろからMassive Atackに関わってるってことか、、とびっくりしました。

 

Zion Gate


Massive Attack - Spying Glass


上記も元曲あった、、

Spying Glass


  Chase The Devilのサビ、ProdigyのMusic for Jilted Generationについてきたシングルに入っていたOut of Space、サンプリングなことは分かっていたけど、おお、これだったのか!と。Lee Perryが、テンパリぎみに悪魔と対決しなくては、みたいなことを言っていたときに、Max Romeoが対決なんかしなくて、Out of spaceに飛ばしちゃえばいいんだよ、というやりとりの歌詞の由来も、おもしろい。


Chase The Devil/Max Romeo


The Prodigy - Out Of Space (Official Video)


 Police & Thieves、ジョー・ストラマーが、その後Complete Controlという曲で、Lee Perryにプロデュースを頼んだ時に、Lee Perryが、お前らヘタクソなカバーでいい曲を台無しにしやがって、、とくさしつつ、まあいい奴らだから仕事受けるけどみたいな逸話に笑う。元曲聴いてから、Clash版を聴くと、自分の演奏力は横に置いておいて、確かになんか色々と損なわれているかもwと感じる。


Police & Thieves/Junoir Marvin


The Clash - Police & Thieves (Official Audio)


 この時代、PunkからRebel MusicとしてのラブコールがReggaeにあったタイミングで、盟友Bob Marleyを呼び出して、サクッとこんな曲を作っているのは、流石な素早さ。


Punky Reggae Party (12" Version)


 他にも、挙げ出すとキリがないですが、最後にCherry Oh Baby、Stonesは、上手いことこういうのやるよなーと。 


Eric Donaldson - Cherry Oh Baby [Best Quality]


Cherry Oh Baby (Remastered)


 Respectの連鎖、そこらをウロウロしているレベルですが、果てしなくておもしろい。

また、来年の夏に、続き読みます。






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